動画コンテンツなどの普及により、ロゴ作成を依頼する人が増えているようです。ロゴ作成はパソコンやスマホ1台あれば作成できますので、副業として人気が高まっています。
ただ、ロゴ作成に始めて挑戦する場合、どのようなことに気をつければいいのかわかりませんよね。今回はロゴ作成初心者の方に向けて、作成時の注意点や失敗しないコツなどについてご紹介します。
ロゴ作成の注意点とは
ロゴというのは、企業やサービスの顔となるものです。
そのため、適当にデザインすると何の結果にもならないロゴができてしまうでしょう。
ロゴの意味、役割などを考えることがクライアントや顧客が納得するロゴを作成するために必要です。少しでも納得のいくロゴができるよう、ロゴ作成の注意点について確認しましょう。
目的に合ったロゴを作成する
ロゴは単なるイラストとは違います。ロゴデザイナーは、ロゴの形に様々な意味や願いを込めてデザインしているのです。有名なロゴであるエコマークは「私たちの手で地球を、環境を守ろう」という意味が込められていて、あのようなデザインになっています。
ロゴを作成する時はまず伝えたいことを明確にし、それをイラストで表現することが大切です。そして、デザインする時に大切なのが、ターゲットに合ったデザインにすることです。お店やサービスを利用する人の性別や年齢層を踏まえながら、ターゲット層に刺さるデザインを考えましょう。
今の流行にとらわれすぎない
企業のブランドやサービスの顔となるロゴは、そう簡単に変えることはできません。基本的に一度作成したら同じものを10~20年ほど使うことになります。流行物は廃り物という言葉がある通り、流行はいずれ飽きられて廃っていってしまいます。
今の流行にとらわれずぎず、何年経っても魅力が色あせることがない、そんなロゴの作成を目指しましょう。
使用される場面を意識しよう
デザインを緻密に作りすぎると、サイズを小さくした時にロゴがつぶれて見えにくくなってしまうことがあります。ロゴは名刺やチラシ、ホームページなど、様々な場面で使われる可能性があります。使用できる場面が制限されてしまっては、広告や宣伝などの役割を十分に果たせなくなってしまいます。
ロゴを制作する時は、なるべく汎用性が高いデザインを意識しましょう。
初心者が失敗しないコツ
失敗には多くの学びがあり、成長するきっかけになりますので、初心者はたくさん失敗した方が良いでしょう。ただ、副業などでロゴ作成をするなら、失敗を繰り返すとクライアントからの信頼を失うことに繋がります。与えられた仕事に全力で取り組むことが大切です。
ロゴ作成の初心者が失敗しないコツについて見ていきましょう。
モチーフを意識する
ロゴ作成に慣れていないと何の意図があるのか、全く意味不明のロゴを作成してしまうことがあります。そのような失敗を回避するためには、モチーフを意識することが大事です。例えば、喫茶店のロゴを作成しようとした時は、どのようなロゴを作成すればいいのでしょうか。
喫茶店からは「コーヒーカップ」や「コーヒー豆」、「サンドイッチ」などが連想されます。これらのものをモチーフにすると、ロゴのアイデアというのも浮かびやすいです。歯医者さんなら「歯」や「歯ブラシ」などをモチーフにしたロゴがピッタリです。
ロゴを制作する時は、モチーフをあしらったものを意識しましょう。
他の人の意見を聞いてみる
自分では自信満々だったとしても、他人から見てみたらイマイチだったということも少なくありません。第三者に意見を求めるメリットは、「見て感じた率直な感想」を聞くことができるということです。初心者のうちは、他人からの意見やアドバイスを受けると色んなものを吸収しやすくなります。
「グッとくるポイントがあるか」「ロゴからどんなメッセージを感じるか」など、色々聞いてみて、ロゴ作成の参考にしてみましょう。
数日置いてみる
納期までの期間が長めならば、数日ロゴのことを忘れ、もう一度チェックする方法がおススメです。しばらく寝かせることで、新鮮な気持ちで自分のロゴを見ることができます。それにより、「色使いがイマイチ」「インパクトが足りない」など、新たな発見に気づくきっかけになることがあります。
ロゴというのは、納得がいくものが完成するまでいくらでも修正したり、手を加えたりするものです。
数日して見てみても、全く違和感のないものが出来上がったならば、自信を持ってクライアントへ納品してみましょう。
作る前に情報を集める
企業のロゴを作成するならば、どんな事業をしているのか、企業理念は何なのか、コーポレートカラーやサービスを利用するユーザーの特徴などの情報を集めるようにしましょう。集めた情報は、デザインの引き出しやアイデアになります。
有益な情報を集めれば集める程、印象的で独自性のあるロゴが完成しやすくなるはずです。
ロゴ作成のための勉強方法
納得のロゴを作成するなら、勉強というのが必要になります。ロゴ作成のための勉強方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
色んなロゴを観察する
企業やWEBサイトなどで使われているロゴなどを観察し、ノートなどにまとめてみましょう。それらのロゴにはどのような意味があるのか、レイアウトや文字の使い方で気になる部分はないのかなど、分析していきます。こうすることで、デザイナーがどのようなことを考えて作っているのか学ぶきっかけになりますし、気づいたことは自分のデザインに応用することもできます。
ロゴ作成に関する書籍を読む
今の時代は、ロゴは誰でも無料で作成することができます。そのため、初心者向けのロゴに関する書籍も増えているようです。そのような本をいくつか買って、ロゴ作成についての基礎知識を身につけていきましょう。
無料でロゴの作成ができるアプリ及びロゴ作成アプリを選ぶ際のポイント
コンペに挑戦する
一つの企画に対し、複数の応募の中から受賞作品を選ぶのがコンペです。「実践に勝る経験なし」という言葉がある通り、実際にロゴをデザインして応募するのが、最も早く成長するコツです。制作物が採用されれば報酬を得られたり、継続的に案件を受注することもあります。
失敗してもリスクはあまりありませんので、初心者のうちはどんどん挑戦していきましょう。
ロゴ作成は積み重ねが大切
一見シンプルで簡単そうに見えるロゴでも、そこには深い意味が込められていることがほとんどです。当たり前ですが、誰でも最初は初心者です。スキルアップを目指すならば、先人から様々なことを学び、実践を繰り返すことが大切となります。
副業として挑戦する人はすき間時間を活用し、コンペなどにも参加して、少しずつ腕を磨いていきましょう。